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ゴルフデビュー

時間とお金をかけずにゴルフ初心者を卒業できる5つの練習ポイント

ゴルフを始めたばかりの初心者という方にとって、効率の良い練習法はとても興味のあるところだと思います。仕事などで忙しい方はゴルフの練習時間を満足に取ることはできないでしょうから、なおさらです。

できるだけ効率良く練習をすることで、短期間にゴルフの腕前が「そこそこ」のレベルになることは、特に仕事上の理由でゴルフをする必要がある方にとっては重要なことでしょう。

始めよければ終わりよしという言葉もあるように、何事も最初が肝心です。初心者の今だからこそ、効率の良い練習方法を見つけてゴルフの腕前を上達させたいところです。 できるだけ時間をかけたくないという方は、それと同時にお金もできるだけかけたくないとお考えかも知れません。そこで、時間とお金をできるだけかけることなく初心者の方がゴルフを上達させられる方法を伝授します。

1.できるだけ時間とお金をかけずゴルフを上達させたい

初心者の方にとって、まず目標になるのは「コースデビュー」だと思います。ここではもう少し欲張って、「他の人に迷惑をかけない程度にコースを回れる」ことを初心者脱出の目標としましょう。

1-1.少しでも早く「初心者」を脱出したい!

脱・初心者を果たすと、コースを回っても「他の人に迷惑をかけるのではないか」という不安をあまり感じずに済むので、リラックスしてコースを楽しむことができます。これが実はとても大きなことで、その後もずっとゴルフを一生の友として楽しめるかどうかの分かれ道です。

その意味でも、いかに時間とお金をかけずに初心者を脱出するかは、とても重要なのです。 世の中に楽をして儲かる仕事はありませんが、少しでも時間とお金をかけることなく目標を達成するためにできることは、たくさんあると思います。もちろんそれは、ゴルフ上達にも言えることです。

1-2.でも練習する時間がない!

サラリーマンの方など、決められた時間帯にフルタイムの仕事がある方や、自営業の方であっても得意先の関係で自由に時間を取りにくいという方は、練習する時間をどうやって確保するかが課題です。

練習する時間がないということは、少ない練習時間の中でいかに効率良く上達していくかを考える必要が出てきます。

1-3.そしてできるだけお金をかけたくない!

かつてゴルフはお金持ちのスポーツというイメージが強く、コースでプレーをするにも会員権が必要ということもありました。しかしバブルが遠い過去になった今、ゴルフは誰もが手軽に始められるスポーツとなっています。

だからこそ、ゴルフを始めた方がお金をあまりかけることなく上達することで、ゴルフと末永く付き合っていけるようにしたいものです。

この記事が「時間」だけでなく「お金」もかけないように練習をすることにもこだわっているのは、そのためです。

2.ゴルフ初心者が押さえておくべき練習ポイントはたった5つ

初心者の段階でゴルフを上達させるのに押さえておくべきポイントは、それほど多くはありません。まずは練習をする時に、以下の5つのポイントへの意識を持つようにしてください。それだけで練習の成果が全然違ってきます。

2-1.クラブをしっかり握るグリップ

ゴルフクラブを握るグリップは、体の動力をボールに伝えるための重要な連結点です。グリップの練習は7番アイアンまたは8番アイアンが良いとされていますので、グリップ練習でまずどちらかをご用意ください。

クラブのフェイス部分がまっすぐボールの進行方向(右打ちの方であれば左方向)に向いていることを確認して、シャフトの根元に近い部分を握るようにします。そして、クラブが自分から垂直に出ている形を作ればOKです。

左手を覆うように右手を添えるわけですが、ここで右手に覆われることになる左手の人差し指と親指にしわができているのが理想形で、同様に添えている右手にも人差し指と親指にしわができていれば合格です。

この状態をキープして、全身の力をフェイスからボールに伝えることをイメージしてください。

2-2.体重の移動を意識するスイング

グリップの形を整えたら、次はスイングです。ここで意識したいのは、ゴルフがクラブでボールを叩いて飛ばすスポーツではないことです。人間の腕にそこまでのパワーはありませんし、それだと腕ばかり鍛えなくてはなりません。

せっかく人間の体には全身の筋力があり、地球には引力があるのですから、それらを結集してボールに伝えるというのが正しいスイングです。

先ほどの基本を押さえてしっかりとグリップができていれば、後はいかに勢いをつけて全身の力をクラブに伝えるかです。ゴルフスイングは遠心力を利用してパワーを最大化するのが大きなポイントなので、両肩とクラブを握っている空間にきれいな三角形を作り、その形を崩さないようにクラブを振り上げ、それを振り下ろす時に自分の力と地球の引力、そして遠心力のすべてをクラブのフェイスに集中させてください。

この時に重要になるのが、クラブを振り下ろす時の体重移動です。体重移動がしっかりとできていれば腕力がそれほどなくてもボールはしっかりと飛ぶので、できるだけ体に備わっているものを活用しましょう。

クラブを振り上げた時には体重を右に移動し、そのまま振り下ろすのと同時に左へ移動していきます。フェイスがボールに当たるタイミングでそれがちょうどピークになることをイメージしてみてください。

2-3.体重移動の正確性を高めたアプローチ

アプローチはパワーよりも正確性が求められるので、より体重を正確に移動させる必要があります。

アプローチはまず、重心を決めることから始めます。右足の先にちょうどボールが来るような位置に立ち、そこから体重の移動を始めます。スイングをする前は左足に体重がかかっている状態で、それを徐々に右に移していきます。

アプローチの場合はフルスイングではないので、ドライバーショットが時計の12時のところまで振り上げるとしたら、アプローチは9時くらいの高さで構いません。

そのまま9時から6時の方向に振り下ろし、体重をまた左に戻していきます。そしてクラブはそのまま4時くらいの高さまで振りぬくと、ちょうど良い加減でボールに力がまっすぐ伝わるようになります。

2-4.グリップと立ち位置で決まるパッティング

最後のパッティングは、こちらも正確性が求められる場面です。思いっきり振りぬく必要はなく、むしろいかに力をうまく抜くかがポイントになります。

手首のスナップを使うと変な力がかかってしまうので、グリップは他のショットとは異なります。通常は左手を右手が覆うような形になるのはご存じの通りですが、それとは逆に右手を左手で覆うように添えます。このように逆にする理由は、左手の力はほとんど使わずに右手だけで力を加えることでブレを抑えるためです。

パッティングは手で打つのではなく、肩で打つことをイメージします。両肩を上下させることによって勝手に腕が動く作用を使って、右肩を上げた状態から今度は左肩が上がってくるように肩を動かすと、自然にパターは右から左へ動きます。この動きを利用すると、フェイス部分が正確にボールの方向を定めることができます。

2-5.大切なのは脳内のイメージ

ここまで文章でポイントをご紹介しましたが、文字だけだとイメージしにくい部分があるかと思います。そこで大切になるのが、脳内イメージです。動画や写真を見る前に、まず文字だけでこうした情景を浮かべてほしいのです。もちろん、クラブを握りながらやったほうがイメージしやすくなります。

脳内でイメージを完成させることで、後は体がそれを覚えていくという順序は、人間が最も得意とする物事の覚え方です。動画や写真などを見るのは、このイメージを脳内で完成させてからのほうが先入観が入り込まないので良いかも知れません。

3.時間とお金をかけたくない方におすすめのゴルフ初心者向け練習方法

この記事では時間とお金をかけずにゴルフ上達を目指すことをテーマとしているので、そのテーマに沿った練習方法を4つ提案したいと思います。

3-1.初心者向けネット動画

ネット上にはゴルフ上達のために役立つ動画が山のように投稿されています。ほとんどのものが無料で視聴できるので、これを利用しない手はありません。役に立つと思えるような動画はおおむね同じことを言っているので、後は好みで選んでいただいて問題ありません。

筆者がおすすめだと思うのは、以下の動画シリーズです。

・スイングの基本

・ドライバーショット

・アプローチ

・パッティング

もちろん、これ以外にも無数の無料動画があります。内容が充実している動画もたくさんあるので、他にも自分に合っていると思えるものはどんどん利用しましょう。

3-2.イメージトレーニング

先ほど、脳内イメージが大切だと述べました。人間は脳で理解していない動作を覚えることが極めて難しいので、まずは脳が理解することが重要です。といっても理論的に理解してもそれを体が実行できるかというと、それも難しいので、あくまでも正しいフォームやスイング、ボールが飛んでいるイメージを脳内で完成させるという程度の理解で構いません。

理論ばかり詳しくなってもスポーツとしての上達にはつながりにくいので、頭の中でうまく正しいスイングやアプローチの動作をしっかりとイメージして、それを動作で反映してみてうまくいくかどうかをチェック、うまくいっていないことがあれば再びイメージの修正からやり直すという、ビジネスの世界での業務改善に利用されるPDCAサイクルを回すようにすると、きっとうまくいきます。

3-3.スマホで自分のフォームを撮影&チェックする

脳内で完成しているイメージを動作に移した時、それが合っているのかどうかをチェックするのは難しいものです。ボールが思い通りに飛んでいるという事実が何よりの証明にはなりますが、それができていない時は何がダメなのかを知る術がありません。

そこで活用したいのが、スマホです。スマホの自撮り機能を使って練習場などで自分がスイング、アプローチをしている姿を撮影します。それを見て、ネット動画などの形や自分がイメージしている「正解」と何が違うのかをチェックすると、かなり客観的な目線になることができます。

さらに、最近では間違ったスイングをチェックできる無料アプリという素晴らしい練習アイテムもあるので、これを利用しない手はありません。詳しくは「間違ったスイングを矯正できる無料ゴルフアプリおすすめ5選」で5つご紹介していますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

3-4.上手い人にチェックしてもらう

スマホによる自撮りチェックは、アプリを活用することでかなりのことでできるようになっています。しかし、やはり「人の目」にはまだまだかないません。

身近にゴルフの上手い人がいるのであれば、その人にチェックしてもらうというのは上達の早道です。

誰かに教えを請われたり、頼られたりするとやる気が出るのが人情なので、礼を尽くしてお願いをすれば、きっと力になってくれるはずです。

4.ゴルフ初心者にありがちなNG練習法3つ

最後に、ゴルフ初心者にありがちな練習方法の中で上達の妨げになると思われるものを3つご紹介しましょう。くれぐれもこうしたNG項目に該当しないよう、効率の良い練習を心がけてください。

4-1.「質」より「量」で打ちまくる練習法

打って打って打ちまくれば、次第に課題も見えてきて自ずと上達する…というのは、昔ながらの根性論、精神論の類ですが、それで上手くなるのであれば誰も苦労はしません。変なフォームやスイングのまま打ちまくったとしても我流の間違った形が身についてしまうため、ある程度は上達するかも知れませんがその先が伸び悩んでしまいます。

特にこの記事では効率を重視しているので、ただ闇雲に根性論で打ちまくるというのはむしろ逆効果であるとお考えください。

4-2.練習にテーマと目的がない

脳内のイメージを作って実践、そこで問題がある箇所を修正して再びやってみるというのは、業務改善の世界でよく利用されているPDCAサイクルです。ビジネスの世界でもPDCAを回すには、必ずP(Plan)の段階で何か目標を立てています。

ゴルフ練習のPDCAもこれと全く同じなので、何かテーマを立てて練習をして、それを解決してから次のテーマというように進めていくと、ムダの少ない練習方法が確立します。

「今日は右肩が上がりすぎる癖を直そう」といったように、細かいことでも構いませんので、何かテーマを設けて練習に臨んでください。

4-3.練習だからとウォーミングアップを疎かにする

ゴルフは静から動への動きを起こすスポーツです。完全に静止した状態から正確な動きを起こすというのは、実は人間にとって不慣れな動作です。

プロ野球のバッターを見ていると、ピッチャーが投球をする時に必ず体のどこかを動かしています。これは完全静止してから動くとバッティングに力が入りにくく、タイミングも取りにくいというスポーツ理論から生まれた結論です。

このように人間が本来不慣れとしている動作には、ケガのリスクが付きまといます。十分なウォーミングアップはゴルフのパフォーマンスを向上するためだけでなく、ケガを防止するためでもあります。

ゴルフ以外のスポーツにも当てはまることですが、スポーツを楽しむため、より効率良く上達するためには準備運動やストレッチ、ウォーミングアップを決して疎かにしないようにしましょう。

まとめ

ゴルフ初心者の方が少しでも効率良く、時間とお金をかけることなく上達するための方法論を解説してきました。大切なのは脳内イメージの作り込みと、それを実践するにあたって修正と改善の繰り返しです。

他のスポーツと違って、ゴルフは野生動物が行う動作がほとんど含まれていないスポーツです。人間だからできるスポーツであるという意識をもって、脳内イメージを活用して効率良く腕を磨いてくださいね。

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